5月になりました。近所を散歩すると、新緑がまぶしいくらいに輝いています。歩道にはサツキやハナミズキが咲いています。電線にとまったシジュウカラがツツーピーツツーピーと鳴いています。道端のヨモギの葉の上をてんとう虫がゆっくりと動いています。コロナ禍の影響で人と触れ合うことが少なくなりましたが、その分、小さな自然にも目が行くようになりました。
長くお会いしていないけれど、お元気ですか。コロナ禍の影響で家にいることが多くなり、いろいろと不自由な生活を過ごしていることでしょう。皆さんのことだから、その中にも楽しさを見つけてもいるのかもしれません。
ニュースを見ると感染者数の増加やお亡くなりになった方の数などが報じられ、つらい気持ちになります。そんな中、うれしいことがありました。先日、保護者がお困りでしょうからと幼稚園と小学校にマスクを届けてくださったのです。ストックしているマスクは残り少なくなっていたのでありがたいことでした。また数日前には、小学生の姉妹が手作りマスクを送ってくれました。お母様にも手伝っていただいたとのこと。二人のお小遣いを使っての不織布マスクと除菌スプレーも一緒に入れてありました。大切に、大切に使わせていただきます。心がふんわりあたたかくなりました。
なかなか先が見通せない状況です。安全を考え、休園・休校を延長します。何よりも大切な命を守るために、しばらく堪える生活を続けてまいりましょう。また元気な皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
さいごにカトリック司教団から届いたお祈りをご紹介いたします。
「新型コロナウイルス感染症に苦しむ世界のための祈り」
いつくしみ深い神よ、
新型コロナウイルスの感染拡大によって、
今、大きな困難の中にある世界を顧みてください。
病に苦しむ人に必要な医療が施され、
感染の終息に向けて取り組むすべての人、
医療従事者、病者に寄り添う人の健康が守られますように。
亡くなった人が永遠のみ国に迎え入れられ、
尽きることのない安らぎに満たされますように。
不安と混乱に直面しているすべての人に、
支援の手が差し伸べられますように。
希望の源である神よ、
わたしたちが感染拡大を防ぐための犠牲を惜しまず、
世界のすべての人と助け合って、
この危機を乗り越えることができるようお導きください。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。
希望と慰めのよりどころである聖マリア、
苦難のうちにあるわたしたちのためにお祈りください。
